

| 教会の暦では11月2日は死者を記念する日です。この日にちなんで初期ルネサンスの作曲家ヨハネス・オケゲム(c.1410/25−1497)による「死者のためのミサ曲」レクィエムを演奏します。フランス王室に仕え、非常に個性豊かで独特なスタイルを持つオケゲムのこの作品は、現存する最古の多声レクィエムであると同時に、傑作として名高いものです。 当時死者ミサのテキストは地方によって異なっていました。フランス王室で使われていた典礼文に拠るレクィエムに、同じ宮廷の音楽家フェヴァンの作品と、この日のためのグレゴリオ聖歌を組み合わせ、15世紀フランス王室における「死者の日」の典礼をよみがえらせてみたいと思います。また、オケゲム自身の死を悼むジョスカン・デ・プレの挽歌も併せてお聴きいただきます。 レクチャー・コンサートでは、楽曲と典礼文の特徴、この曲が掲載されているキージ写本などを実演を交えながら解説いたします。この名作の醍醐味を際立たせる演奏上の工夫についても、たねあかしをしますので、是非演奏会と併せてご聴講ください。 |
| Copy right(C) 2000-2003 Vocal Ensemble Cappella All Rights Reserved |