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オブレヒトが作曲した数多くのミサ曲は、15世紀には巨匠ジョスカン・デ・プレの作品以上にヨーロッパ各地で親しまれていました。そのなかから二つの作品を選んで2回の演奏会で取り上げることにしました。
4月のミサ《スブ・トゥウム・プレジディウム(あなたの庇護のもとに)》は、最初の楽章であるキリエは3声、次のグロリアは4声、という具合に声部数を増やし、最後のアニュス・デイは7声になります。様々なグレゴリオ聖歌が同時に組み込まれ複雑な作りですが、その響きは豪華です。通常のメンバーに女声を補強した、高音部の豊かで華麗な響きにご期待ください。
7月はオブレヒト最高傑作ともいえるミサ《フォルトゥーナ・デスペラータ(手に負えない、運命の女神よ)》です。フォルトゥーナ・デスペラータは15世紀に大ヒットしたイタリア語の世俗歌曲で、ミサの定旋律として使われています。こちらはすべて4声部、緻密で完成度の高い、聴き応えのある作品です。聖十字架発見の祝日のためのゼンフルのモテットにもこの旋律が含まれています。7月はちょうどオブレヒトが亡くなった月にあたりますのでオブレヒトの死を悼んで作られた可能性の高いジョスカンのモテットをあわせて演奏します。ここにはオブレヒトのこのミサ曲からの引用も含まれています。知られざる大作曲家の最良の精髄をどうぞお楽しみください。
superius 花井尚美 本保尚子 鈴木美登里 稲田知子* 今江奈緒子* 金子千晶*
altus/tenor 青木洋也 及川 豊 根岸一郎 望月寛之 bassus 小酒井貴朗 花井哲郎(Maestro di Cappella=音楽監督) *アンサンブル フォンス・フローリス(賛助出演)
1 4月29日(金祝)午後4時 終了しました(5月23日 東京カテドラルでミサ曲を再演) 「聖母のミサ」〜グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーによる典礼形式の演奏会
グレゴリオ聖歌 Gregorian chant
聖母ミサの固有唱 Proprium de Beata Maria Virgine
ヤコブ・オブレヒト Jacob Obrecht (1457/8-1505)
ミサ《スブ・トゥウム・プレジディウム(あなたの庇護のもとに)》Missa sub tuum praesidium
ヤコブ・オブレヒト Jacob Obrecht
6声の「サルヴェ・レジーナ(めでたし元后)」 “Salve Regina” a 6
2 7月18日(月祝)午後4時 ※3時40分より音楽監督の花井哲郎による解説があります 「聖十字架発見の祝日のミサ」
〜グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーによる典礼形式の演奏会
グレゴリオ聖歌 Gregorian chant
聖十字架発見の祝日の固有唱 Proprium de inventio sanctae crucis
ヤコブ・オブレヒト Jacob Obrecht
ミサ《フォルトゥーナ・デスペラータ(手に負えない、運命の女神よ)》Missa Fortuna Desperata
ルートヴィヒ・ゼンフル Ludwig Senfl (1486?-1542/3)
「ヘレナは熱望に満ち・運命の女神」Helena desiderio plena/Fortuna
ジョスカン・デ・プレ Josquin des Prez (1455頃?-1521)
「解き放ってください、主よ」Absolve quaesumus Domine
チケット 4月29日、7月18日共通 前売 一般¥4,000/ペア ¥7,000/連続¥7,000
当日 一般¥4,500/学生¥2,500*
電子チケットぴあ http://pia.jp/t 0570-02-9999
東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452
東京古典楽器センター 03-3952-5515
サンパウロ 03-3357-8642
*学生券は、学生証を提示のうえお求めください(チケットぴあでは扱っていません)
問い合わせフォンス・フローリス 受付:平日11時〜18時(e-mailは 24時間) 大塚 phone & fax 03-3350-2470 e-mail otsuka@fonsfloris.com
2005年は、オブレヒトの没後500年にあたります。彼は、当時最高の評価を得ていた作曲家ですが、現在、作品が演奏されることは少なく、その真価を知る人は少ないと言えましょう。
そこで、この記念すべき年に、ヴォーカル・アンサンブル カペラは、ルネサンス音楽を演奏するアマチュア演奏団体の協力も得て、オブレヒトのミサ曲連続演奏会を企画しました。本企画が知られざる大作曲家の再評価につながることを願っております。
ヤコブ・オブレヒト(1457/8〜1505)は、ベルギーのヘントに生まれたフランドルの作曲家です。ある程度まとまった曲数の宗教曲や世俗曲などが、現在まで伝えられていますが、中でも30数曲が残されているミサ曲では先鋭的な音楽語法が使われており、現代でも高く評価されています。晩年には、ジョスカンと並んで、様々な著作に言及、賞賛されることが多かったのですが、そのことからも当時のオブレヒトに対する高い評価がうかがえます。しかし、20世紀以降、彼の作品は、オケゲムやジョスカンらの偉大な影に隠されてきました。近年、音楽学者たちによって彼の作品の再評価が進み、海外では演奏や録音も徐々に増えています。 オブレヒト没後500年記念ミサ曲連続演奏会
公演一覧
詳細は、各団体へお問い合わせ下さい
全公演セット券をフォンス・フローリスで取り扱います。
11,500円11,000円(カペラ公演は、連続券の価格を適用)
お申し込み受付終了しました。 4月29日(金・祝)午後4時 聖アンセルモ・カトリック目黒教会
ヴォーカル・アンサンブル カペラ ミサ《あなたの庇護のもとに》 7月18日(月・祝)午後4時 聖アンセルモ・カトリック目黒教会
ヴォーカル・アンサンブル カペラ ミサ《手に負えない、運命の女神よ》 9月11日(日)午後6時 同仁キリスト教会
ヴォーカル・アンサンブル アラミレ ミサ《喜んで誇ろう》
入場料:1,000円
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