事務局だより

カペラの1月3日公演の批評記事が「音楽の友」2001年3月号に掲載されました。
当日おいでいただけなかった方々や、まだカペラの公演においでいただいていない方々へ公演の雰囲気をご想像いただくため、ここに記事を転載いたします。快く転載を許可していただいた小山晃氏と「音楽の友」編集部のご好意に感謝いたします。


 ヴォーカル・アンサンブル カペラがニューイヤー・コンサートとして、グレゴリオ聖歌とフランドル楽派のポリフォニーを、ミサ形式で唱った演奏会である。グレゴリオ聖歌「みどりごがわたしたちのために生まれ」を入祭唱に、デュファイ「アヴェ・レジ―ナ・チェロールム」からキリエ、グロリア、4声のモテトなどが唱われ、間に祈祷、福音書朗読などがなされ、全くミサそのもののスタイルである。指揮者と8人ほどのメンバーによるアンサンブルは、終始厳かな純白な感情に裏打ちされ、朗読などを加えた全17部が、真摯な祈りとなってひびいた。こちらは普段カトリックに帰依しているわけではないが、純粋な祈りの歌がひびくと心洗われる思いとなる。しかも教会の堂宇の内だからなおのこと、実際に天上からの唱和かと聞こえた瞬間が何度かあった。信仰心篤い人たちなら、よほどの感銘があったと思う。事実、祈りを捧げる姿も散見した。終曲、デュファイの3声のモテト「救い主を養われた御母」の最後の声は、心中に暫くの間余韻を残していた。

小山 晃
「音楽の友」2001年3月号より




◆ 事務局だよりバックナンバー ◆

2001年のごあいさつ「500年の時を超えて」

公演レポート「京都公演をふりかえって」

雑誌「音楽の友」2001年3月号の批評記事

2002年「皆様に新年のご挨拶を申し上げます。」


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